データ移行はクラウドに限らず、システム本体の開発と同じくらいやっかいなものです。
Accessからクラウドに移行する際のデータ移行も、通常のデータ移行で注意すべき点に加えて、クラウドならではの注意点があるため、事前によく把握しておきましょう。
サイズの大きいファイルをどうするか
クラウドになるとサービスの内容にもよりますが、データ量に応じた課金が発生します。
通常のテキストデータだけならさほど問題ありませんが、たとえば画像、音声、動画などのデータを連携している場合はサイズが大きいため、注意が必要です。
Access製のシステムでも、たとえば顧客情報と一緒に顔写真であるとか、商品情報と一緒に商品の写真といった画像ファイルを保持していることもあるでしょう。
もしかすると、商品紹介の動画ファイルなどもあるかもしれません。
このようなサイズの大きいデータをクラウドに移行すると、思わぬ金額が課金される可能性があります。
個人情報・機密情報の取り扱いをどうするか
昨今のクラウドサービスはセキュリティも強固で、ヘタなオンプレミス(=従来のクラウド出ない環境)と比べても、はるかに高い機密性・堅牢性を誇ります。
しかしそれでも、たとえば個人情報や機密情報などは、クラウドに保管できない・保管したくないこともあるかもしれません。
また、社内の情報管理規定で保管場所が定められていたり、プライバシーマークやISMSといった資格・認証の中でのルールがあったりするなど、確認が必要な場合もあるでしょう。
まずはデータの洗い出しを
以上に述べた以外にも、クラウドにデータを移行する場合に検討しなければならない点は多岐にわたります。
しかしまずはクラウドに預けるべき情報と、そうでない情報を仕分けしましょう。
代表の宮崎です。会社全体のマネジメントはもちろん、コンサルタント、エンジニア、研修講師としても大忙しの毎日です。忙しくて趣味の自転車に全然乗れず放置気味。いい加減メンテナンスしないと(汗
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