SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、その名の通りWebサイトを検索エンジンに対して最適な状態にすることです。
SEOの要因にはhtmlタグの使い方だったり、文章の流れやキーワードの強調の仕方などの内部的な要因から、外部のサイトからリンクを貼ってもらう被リンクといった外部的な要因があります。
せっかくがんばってブログの更新をしたり、こだわったデザインのサイトを構築してもSEOのやりかたを間違っていると検索順位があがらず、誰もサイトに来てくれない状態になってしまいます。
今回はよくやってしまいがちな内部施策におけるSEOのミスについて説明していきたいと思います。
装飾のためだけの不適切なhtmlタグの利用
一度CSSで要素のデザインを定義すると、どうしても同じタグを使ってデザインをまとめたくなることがあります。
ただし、重要なhtmlタグを使いまわしてしまうと検索エンジンからの評価が意図せぬものとなってしまいますので注意が必要です。
strongタグを乱用する
コンテンツを書くときに手軽に文字を強調できるstrongタグは気軽に使ってしまいがちです。
ただし、strongタグは検索エンジンに重要なキーワードを伝えるための重要なタグですので、あまりにも多く使用すると逆効果となってしまいます。
strongタグは多くても1ページあたり3個から5個におさえるようにしましょう。
文章の流れを無視してh1~h6タグを使う
h1タグやh2タグもstrongタグと同様に文字の装飾をするタグではなく文章の流れを整理する重要なタグです。
それぞれ文章の見出しとして使われており、h1が一番強い見出しでh6が一番弱い見出しとなっています。
その強さに応じて文字の大きさが定義されていることが多いですが、便利だからといって文章の流れを無視した使い方はしないようにしましょう。
delタグの用途を誤って使う
delタグは囲ったテキストに打ち消し線をつけることのできるタグです。
同時に検索エンジンに対してもdelタグで囲ったキーワードが重要でないことを伝えるタグでもあります。
もし文章の流れで重要なタグにdelタグを使っていた場合は当然ながらそのキーワードの重要性が薄れてしまいます。
テキストに打ち消し線をつけることの出来る便利なタグではありますが、その使い方には十分気をつけましょう。
内部リンクが分散している
内部リンクの向き先が分散していると別ページとみなされ、リンクの評価がそれぞれに分散されてしまします。
ここでは仮に自分のサイトがhttp://www.xxxx.comというURLだとして、下の4つの方法で目的のページまで到達することができるとします。
- http://www.xxxx.com
- http://xxxx.com
- http://www.xxxx.com/index.html
- http://www.xxxx.com/p=1
自分のサイトのコンテンツ内からhttp://www.xxxx.comへのリンクを貼る際や別のサイトからリンクを貼ってもらうときに、リンクの書き方を統一せず上記の4つをバラバラに指定してしまうと、それぞれ別ページとみなされてせっかくのリンクの評価が分散してしまいます。
htaccessなどで後から修正することはできますが、リンクを貼るときのURLの書き方はなるべく統一しましょう。
また、metaタグにはcanonicalというURLの正規化に使用されるタグがあります。
このタグで正規化するURLを指定しておけば、上記の4つのような異なるURLでリンクが貼られていても正規化したURLがリンクとして評価されます。
canonicalタグは簡単にURLの正規化ができますので覚えておいて損はないでしょう。
最後に
以上が検索順位がなかなか上がらないときに確認したい内部施策のポイントでした。
内部施策は外部施策と違って簡単にできる対策です。
同じ内容のページでも施策をするのとしないのとではアクセス数やPVなどに大きな違いが出てきます。
がんばってブログの更新を続けるのもいいことですが、結果が伴わない場合は一度SEOの内部施策を見直してみましょう。
現在はWebシステムの構築に関わることが多いです。
他にはWebサイト構築や運用、Webサービスの立ち上げなどの経験が豊富です。
フットサル、野球、釣りが趣味のアウトドア派です。
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