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初級エンジニアにおすすめ基本情報技術者試験の勉強方法(2021/04)

       

令和3年基本情報技術者試験CBT方式を受験してきましたので、対策や感想など共有できたらいいなと思い記事を書いています。これから受験を控えている方や興味がある方などの役に立てたら嬉しいです。私流の勉強方法なので、参考程度で見ていただけると助かります。

基本情報技術者試験(FE)とは

基本情報技術者試験( Fundamental Information Technology Engineer Examination)とは情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。受験に条件はなく、誰でも受験することができます。

情報処理技術者試験という枠組みには他にも高度な専門的知識に関する資格(ピンク色の部分)もありますが、その中でも一番基礎的な知識に関する資格です。

ITパスポートなどの資格は「ITを利用する側」の資格ですが、基本情報技術者試験は「IT技術を提供する側」の資格といえます。

午前試験

勉強方法

過去問道場


対策といえば、やっぱりこのサイトですよね。過去の基本情報技術者試験の問題が10年以上にわたり掲載されており、かつスマホでも勉強か可能なので感謝感謝です。

出題設定は以下の画像の赤枠がついている場所のみ設定します。

私の場合は、時間があまりなかったので過去5回分を3〜4週繰り返し勉強しました。(R1秋期〜H29秋期で1週)その際には、内容や解き方を理解するために選択肢をランダムにしていました。実際の試験でも、選択肢の順番だけが変わっている問題もありました。

流れとしては、1週目は、初見でどの程度問題が解けるか把握するために、間違っても解説を見ずにひたすら80問解きます。この時、時間は気にせずのんびり?まったり?全然解けてないじゃん(笑)程度の気持ちでやってました。そのあと、間違えたところのみ解説を見て復習。2週目からは、実際に150分時間をはかって問題を解きます。で、間違えたところのみ解説を見て復習の繰り返しです。

 

過去問題集

本屋さんにいけば必ず置いてあるこの本、オススメです。1,480円お財布に優しい。

過去問道場だけでも十分勉強になるのですが、たまーに解説が理解できない部分があった際にこの本が役立ちました。とても細かく解説が載っていたり、問題の頻出度などもわかるので持っていると心強かったです。私は、手を動かさないと覚えられないタイプなので、基本的に書き込みができるこちらの問題集で1〜2週目の勉強をして、3〜4週目は過去問道場を復習用として使用していました。

 

午前対策まとめ

午前試験の対策は、過去問題を解く回数をとにかく増やすことです。
数をこなすうちに、自然と問題内容や解き方、問題の傾向、自分の苦手な分野などが見えてくるので、どれだけ過去問題を解くかが鍵だと思います。実際に、基本技術者試験ドットコムさんが出している統計情報で、令和元年秋期試験で出題された80問中47問が過去問題から出題されており、さらに47問中31問が基本情報技術者試験そのものの過去問題という統計が出されています。※直近2回分は除く

 

午後試験

出題分野

出題分野は以下の表にまとめられています。

午後試験については、2020年(令和2年)の試験より、3点の大きな変更がありました。
1点目は、プログラミング言語として人気が上がってきたPythonが古くからあるCOBOLと入れ替わりました。2点目は、問題数が11問から5問に減りました。しかし、各問のボリュームは増加するため、試験にかかる時間は同等と考えられます。3点目は、データ構造及びアルゴリズム、ソフトウェア開発の配点が合わせて50点に増えました。両分野ともにプログラミングと密接に関連のある分野で、プログラミングに関する知識へのウェイトが高まった形です。

 

勉強方法

午後問題の勉強は、先ほどちらっと言いましたが、上記で紹介した、過去問題集「基本情報技術者パーフェクトラーニング過去問題集」のみです。上記表の赤枠部分を重点的に勉強し、オレンジ部分は余った時間で少しだけ勉強しました。午後問題では、長文を見た瞬間にモチベーションがすごく下がってしまい、過去5回分の必須問題、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントを1、2週しか勉強ができませんでした。。

実際に試験を受けてみて必須問題は(情報セキュリティ:20点、アルゴリズム:25点、ソフトウェア開発:25点)だけでも合計70点という高得点なので、勉強しておいてよかったなと感じました。あとは、勉強時から時間配分に気をつけると本番で焦らないで済むのと、意外と過去問題がでた印象だったので、午後も過去問題をやっておいて損はないなと感じました。

 

午後対策まとめ

まずは、モチベーションの維持が大切です。あの長文を見ても折れないメンタル大切です。
次に大切なのは、問題の優先順位です。私の場合は、必須問題を重点的に勉強をし、ネットワークは全く理解できなかったので1問も解いていません。こんな感じで、選択問題は事前に解く問題を決めておいて、その問題のみに力を注ぐことで無駄なく、勉強をすることができると思います。

 

CBT方式

CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを用いた受験方式のことです。受験者は、コンピュータで表示された問題に対し、マウスやキーボードを使用して解答していきます。基本情報技術者試験は令和2年度の秋から、CBT方式が採用されました。

画面左半分には問題が、右半分には回答の選択肢ボタンが表示されており、それをクリックして問題を進めます。問題分に書き込みが出来ないという点は確かにその通りで、実際はメモ用の紙が一枚配られるだけで、少し不便に感じる方もいるのではないかと思いました。一方で問題文中にマーカーを引くことやフラグを立てて、後で見直すことが出来たので、その点ではとても便利だと感じました。
私は特に、CBT方式対策のようなものはしなかったのですが、不安な方は過去問道場で勉強すると良いと思います。

 
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