人工知能とは?
最近よく耳にするAI(人工知能)を皆さんはご存知でしょうか。
人工知能と聞いてどのようなものを連想しますか?映画「AI」や「ターミネーター」に出てくるような人のような人のような思考をするロボットを想像するでしょうか。それともスマートスピーカーやSiriを思い浮かべたでしょうか。
どちらもAIと呼ばれるものですが、その形や機能は全然違うものですよね。
ではAIとはいったい何者なのでしょうか。
Wikipediaでは”人工知能(じんこうちのう、英: artificial intelligence、AI)とは、「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」を指す”と記載されています。
詳しくは下記をご参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/人工知能
では「コンピュータによる知的な情報処理システム」とはどのようなものなのか具体例を挙げてみましょう。
人に打ち勝った人工知能「AlphaGo」
AlphaGo(アルファ碁)は、Google DeepMindによって開発されたコンピュータ囲碁プログラムで、2015年に人間のプロ囲碁棋士を破った初のコンピュータ囲碁プログラムです。
では囲碁で勝利することはどのくらい難しいことなのでしょうか。
囲碁をしたことのない方でもオセロをしたことがある方は多いのではないでしょうか。
オセロの打ち手は約10の60乗あるといわれています。これだけでもそんなに打ち手があったのかと思うかもしれませんが、囲碁の打ち手は約10の300乗もあるといわれています。
これほどの打ち手がある中でプロに勝つのが如何に大変かわかって頂けるかと思いますが、そのプロにAIが勝利したことにも驚きです。
このAlphaGoは「ディープラーニング」を取り入れていたことでも有名です。
AlphaGoとは「特化型AI」と呼ばれるAIに区分されます。つまり囲碁の機能に特化(専門化)して機能するAIなのです。
強いAIと弱いAI
AIには大きく分けて「特化型」と「汎用型」があります。
特化型AIが弱いAIと呼ばれており。最近ビジネスに導入されたり、実用化されたりしているもので、画像認識、自動操縦技術などがあり、先ほど例に挙げたAlphaGoもこちらに含まれます。
汎用型AIが強いAIと呼ばれており、冒頭で挙げた映画「AI」や「ターミネーター」に出てくるような人間のように状況に合わせて対応でき、人間のように振舞える知能を持ったコンピュータのことを言います。
強いAIはAGI(Artificial General Intelligence)とも呼ばれ、ニュースなどでAGIというワードを使用しているときは強いAIのことを指しています。
ここからわかるように現在世の中に出回っているAIと呼ばれるものはほとんどが「特化型AI」いわゆる「弱いAI」と言われているものです。
現在世の中に出回っているもので「強いAI」に一番近いもので、「Pepper」があげられますが、まだまだ「強いAI」と呼べる段階には至っていないといわれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今はまだ弱いAIと呼ばれるものがほとんどで、強いAIと言われるAIは出ていませんが、この弱いAIを集積し、一つにまとめることで強いAIに近づいていくといわれています。
現在も強いAIを目指して弱いAIは進化し続けていますので、今後の進歩が楽しみですね。
私自身AIに興味を持って現在勉強中ですが、この記事を読んでいただいた方の中でもAIについて興味を持っていただけたようでしたら嬉しいです。
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